宇宙開発

発想力で、
宇宙を解く。

卓越した技術と既成概念に囚われない発想で、電波天文学研究者からの
ハイレベルな要請に応え、次々に新しいシステムを開発。
エレックスは日本の宇宙天文学分野に大きく貢献しています。

「世界初の有人宇宙飛行を成功させ、「地球は青かった」とガガーリンが伝えたのは 1961 年。
以来半世紀を待たずに宇宙観光ツアーが企画される現在、
日本の宇宙科学も観測機器の急速な進化により、新たな発見が加速度的に増えています。

1983 年に実用機として日本初の電波望遠鏡システム用相関装置を開発したエレックスは、卓越した技術と既成概念に囚われない発想で、

電波天文学研究者からのハイレベルな要請に応え、 次々に新しいシステムを開発。

さらには地上で培った高度な観測機器開発技術を宇宙空間に展開すべく衛星搭載機器の開発に取り組んでいます。エレックスはその革新的な技術で日本の宇宙科学を牽引しています。」

Technology宇宙観測機器の技術概要

高感度、広帯域な観測データ収集

遠方の微弱な天体から発せられる電波を正確に受信し、微小な物理現象の変化を的確に捉えるには、高感度かつ広帯域な観測データの収集が不可欠です。この技術により、宇宙の深部に隠された現象を解明する基盤を構築します。

観測データの効率的な処理と解析

天体観測や衛星データから得られる膨大な情報を高速で処理し、利用者の目的に応じた多様な解析結果を得るために高速で柔軟な信号処理技術が必要となります。複雑なデータ解析を効率的に実現します。

高度な観測機器の衛星搭載

広帯域な電波観測機器を衛星に搭載するには、従来の観測機器とは異なる高度な技術が求められます。高感度・広帯域な観測機器は、大型アンテナや大規模な集積回路、膨大な電力を必要とします。しかし、衛星搭載にはスペース・電力の制約に加え、放射線・大きな振動・急激な温度変化といった過酷な環境に耐える技術も不可欠です。これらの制約のもとで高性能な観測機器を実現するには、従来の衛星開発にはない独自技術が必要となります。

Approach課題解決アプローチ

高感度、広帯域な観測データ収集

○ソリューション:
最大28GHzのサンプリング速度で連続的にデータを収集可能な独自の超高速サンプリング技術を開発。さらに、広帯域アナログフロントエンドの開発やRFダイレクトサンプリング技術の応用により、高周波・広帯域な観測データの収集を限られたサイズ・電力で実現しています。

観測データの効率的な処理と解析

○ソリューション:
研究目的を深く理解した上で、目的に応じた信号処理アルゴリズムを構築し、それを最新の大規模FPGAやプロセッサに実装。これにより、研究目的に最適化された信号処理機能を、汎用計算機では実現不可能な速度で処理することが可能となります。

高度な観測機器の衛星搭載

○ソリューション:
大型アンテナを複数の小型アンテナで実現する電波干渉計技術、固定アンテナの指向性を動的に走査するアレイアンテナ技術、大規模なFPGAを目的に応じた最小限の電力で動作させる技術などを駆使し、高性能な観測機器を衛星に搭載可能なサイズ・電力で実現します。

また、宇宙環境で要求される放射線多態性や振動耐性、広い温度耐性等の検討と試験により、従来の宇宙用機器では不可能だった高い性能を実現します。

Resilienceエレックス工業の強み

01
高度な技術力と発想力

エレクトロニクス技術・高度な信号処理技術・観測データ処理の専門知識を融合し、高精度かつ革新的なシステム開発を実現。

02
顧客対応とカスタマイズ性

トップレベルの研究者との連携による最先端の技術開発体制。各機関のニーズに応じた柔軟なカスタマイズにより、効率的なデータ管理・解析を提供。

03
長期的なサポート体制

運用支援やメンテナンス体制を整え、長期的な観測プロジェクトにも安定したサービスを提供。

エレックス工業の技術力

一貫体制で創る最適解

私たちのアドバンテージは、ハードウェアとソフトウェア、そしてそれらを統合したシステムの設計開発をすべて自社一貫体制で進められること。お客様のご要望に対して、まごころを持って「何が最適か?」を徹底的に考え抜き、最終的に心よりご満足いただける性能と品質を有する回答=製品を提示いたします。

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